子供の卒業式になると悩んでしまうのが、保護者である自分自身の服装のこと。
何を着ていけばいいのか、スーツ?洋服?着物?
卒業式は一生に何度もあるわけではないので、こういった悩みはつきものだと思います。
そこで、今回は「卒業式に、母親・父親はどんな服装をしていけばいいの?どんなマナー・ルールがあるの?」
この疑問について調べましたのでご紹介します。
卒業式に、保護者は何を着ていったらいいの?
フォーマルショップ B-GALLERY(ビーギャラリー)の調べによると、次のような結果になっています。
【都内小学校・幼稚園】
スカート系スーツ74%、パンツスーツ7%、お出かけ着11%、ワンピース4%、和服4%
【都内中学校】
スカート系スーツ70%、パンツスーツ12%、お出かけ着10%、ワンピース5%、和服3%
卒業式の服装は、スーツ、洋服、和服(着物)が定番です。
卒業式は式典なので、フォーマルな服装で参列するのが普通です。
フォーマルとは、正式・公式な服装、格式ばった服装のことをいいます。
色については、黒や紺、グレーなどダークな色合いが基本です。(パステルカラーなどの明るい色は入学式向きです)
ただし、地域や学校によって、色や服装の傾向に違いがあります。
たとえば、黒系統が多い地域もあれば、パステルカラーが多い地域もあります。
なので、同じ地域の先輩ママさんなどに教えてもらえば安心です。
また、女性(母親)と男性(父親)の服装のバランスも重要です。
女性が洋服なら、男性も洋服にすることが基本です。
女性(母親)
売り場に行くと、その年流行のデザインや色のものが売られており、店員もさかんにそれをオススメしてきます。
しかし、この場合、シンプルなものを選ぶほうが賢明です。
どんなに気に入ったデザインでも、例えばポケットなどのディティールに特徴があると、翌年以降は流行遅れ感が出てくるものです。
なので、頻繁に着るものでなければ、数年先も古臭くならないシンプルなものを選ぶようにしてくださいね。
スーツ
女性は、スーツが一般的です。
ブラックスーツよりも、卒業式以外にも着まわしのきくグレーや紺がお勧めです。
コサージュ、一連でなく二連のパールのネックレスをつければ、華やかさを出しながらも、卒業式にふさわしいフォーマルな雰囲気を出せます。
洋服
スーツに続いて多いのがワンピースです。
ワンピースも、シックで落ち着いた色合いのものが良いでしょう。
アクセサリーについては、スーツと同様です。
着物
最近は洋服が多く、着物は少数派で目立つので、着ていくのは勇気がいるかもしれません。
また、もし着物を着られる方は注意が必要です。
着物には、場面によっては着てはいけないものもあります。
江戸小紋、色無地、付け下げ、訪問着であれば、問題ありません。
○お母様のふさわしい着物は何でしょう?
では、具体的にお子様の入学式・卒業式のお母様にふさわしい着物を見ていきましょう。
着物の種類としては、江戸小紋、色無地、付け下げ、訪問着です。
紬は相応しくなく、小紋は訪問着風に見えるものならOKです。
出典元:着物大学
男性(父親)
卒業式の父親の服装は、略礼服になるため、女性と同様にスーツが基本です。
スーツ
スーツの色、形については、こちらが一般的なものになります。
◆色・・・黒、グレー、紺
◆形・・・シングル
普通のビジネススーツをお持ちなら、それを着ても問題ありません。
普段の仕事で付き買っているスーツを着る場合、シワなどに気を付けてくださいね。
靴
靴の色は、スーツに合わせたものがいいでしょう。黒が無難です。
デザインは、ストレートチップか、プレーントゥのものであればフォーマル向きなのでおすすめです。
ネクタイ
明るい色より、シックな色を選びましょう。
紺、紫、グレーなどがおすすめです。
光沢素材のものであれば、カジュアル感が抜けて卒業式にふさわしい感じが出せると思います。
シャツ
色の基本ベースとしては、白が好ましいです。
カラーシャツは避けましょう。
気をつけたいマナー・ルール
コサージュ
◆色
コサージュもスーツなどと同様のシックな色を選んでしまうと、全身暗い色合いになってしまいます。
そうなると、夜の街に繰り出すような怪しい印象を与えがちです。
確実にダメなのは、黒のコサージュです。黒のコサージュは、喪を表しているといわれているので避けましょう。
他にも、赤、濃紺、茶色など、暗めの色も避けた方がいいでしょう。
◆素材
綿、麻、皮などの素材はカジュアルとみなされるので、卒業式には不向きです。
◆つける位置
左胸でOKです。
襟があるスーツの場合は、襟元に付けるといいでしょう。
喪服に見えないように気をつける
卒業式は、おめでたい慶事ですので、喪服に見えないように気を付けなければなりません。
そうはいっても、卒業式の服装は基本的にシックな色になるので、全身が暗くなりがち。
そこで、明るめの色のコサージュ・一連でなく二連のパールネックレス・バッグ・インナーブラウス、ベージュのストッキングなどで全身の雰囲気を明るくして、喪服に見られないように工夫しましょう。
スカート丈・胸元の開き
スカート丈と、胸元の開きについては、ある意味、服装の色などよりも重要かもしれません。
ひざ上の丈は、本来フォーマルではないので、膝下(膝が隠れるくらいの丈)がよいでしょう。
何よりも、卒業式は品性が求められますので、あまりにも短い丈や、過度な胸元の開きは避けるべきです。
そういった保護者は、先生たちの間でも後々話題になることがあるそうです。(^^;
お母さんの服装で、お子さんに恥ずかしい思いをさせないように気をつけたいものですね。
卒業式の便利グッズ
卒業式に持っていくと便利なグッズを紹介します!
携帯用スリッパ
携帯用スリッパは、あると便利というよりも必需品といえます。
スリッパを忘れても、学校では貸してもらえないことも多いです。
そうなると、靴下で冷たい廊下などを歩くことに・・・。
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靴入れ用の袋
靴置き場が無い場合もあるので、靴入れ用の袋を用意しておきましょう。
防寒対策(ホッカイロ・膝かけ・ショール)
卒業式は長時間になることが多く、暖房があまり利かない会場もあります。
ですので、ホッカイロ・膝かけ・ショールなどを用意したほうがいいでしょう。
服装を、パンツスーツにすると防寒対策になります。
折りたたみ座布団
長時間、パイプ椅子に座ると確実にお尻が痛くなります。
折り畳みの座布団を持っていけば、長時間でも安心です。
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折りたたみカバン
卒業式では、卒業アルバムやサイン帳、プレゼント、記念品など、子どもの荷物を預かる場合があります。なので、それらのものが入るくらいの折りたたみエコバッグがあると便利です。
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カメラ
一生に一度のお子さんの晴れ姿を、写真として残しておきたいものですね。
充電、バッテリー、メモリーカードのさし忘れに気を付けて!
折りたたみ傘
せっかく用意した大切なスーツ、ワンピース、着物などが突然の雨で濡れてしまわないよう、折りたたみ傘は忘れずに。
レンタル
何かと出費がかさみがちなこのシーズン。
スーツや着物をレンタルするのも良い手かもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
あくまでも主役はお子さんなので、派手になりすぎないように気を付ければ良いと思います。
まだまだ寒い季節なので、十分な防寒対策をして卒業式に臨んで下さいね。
あなたとお子さんにとって、卒業式が良い思い出になりますように。