花粉症で咳のみが止まらない!薬など対策はコレ!

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a0002_007510 花粉症といえば、くしゃみ・鼻水などが典型的な症状ですが、人によっては咳のみが出たり、咳が止まらなくなるケースがあります。 今回は、花粉症と咳の関係にスポットをあて、「花粉症で咳のみが出る原因とその対策」をまとめましたのでご紹介したいと思います。

年々増加する花粉症患者

これは、花粉症患者の全国調査結果です。 スギ花粉症の患者は、1998年から2008年の間で、有病率は19.6%から29.8%へ増加しています。(約1.5倍!) スギ花粉症患者が増加した大きな理由は、スギ花粉の飛ぶ量が増えたためです。 最近では、黄砂やPM2.5も、花粉症の症状を悪化させる可能性があるといわれています。

co_im_01_l 出典元:http://www.kafunst.info/kafun/faq/q_1.php

  

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花粉で咳が出る主な原因

花粉で咳が出る主な原因は、次の2つに大別されます。

気道への刺激(間接的なもの)

喘息は、すでに炎症を起こしている気道に、さらに刺激が加わることで発症します。 気道は、肺の奥にいくにつれて細くなっています。 そのため、粒子が小さい(5マイクロメートル以下)ホコリ・ダニの死骸・黄砂などは、気管支まで入り込み、気道を刺激します。 一方、スギ花粉の大きさは、30~35マイクロメートル。 この大きさでは、鼻の粘膜によって吸着されるので、通常、気管支や肺に入り込むことはありません。 では、なぜ花粉の飛散量が増える時期に、咳が止まらない人・喘息患者が増えるのでしょうか。 それは、鼻と気管支はつながっているためです。 具体的には、次のような段階を踏んで咳を引き起こし、ひいては喘息にいたるのです。 1.花粉が鼻の粘膜を刺激すると、鼻炎が起こる。 2.その刺激や炎症が気道へと伝わり、咳を引き起こす。

オービクルが肺の奥まで入り込む(直接的なもの)

オービクルとは、スギ花粉の周りに付いている微粒子です。 このオービクルと呼ばれる物質の大きさは、PM2.5(直径2.5マイクロメートル以下)よりも小さいのです。 そのため、鼻で吸着されずに直接気管支の中に入り込んで、咳を引き起こすのです。

近年では、スギ花粉表面から“オービクル”とよばれる微粒子が剥がれ、気管支などの下気道に侵入する事が知られています。このオービクルは径2μ程度と小さく、気管支にまで入り込みます。オービクルは単体でもスギ花粉と同等の強い抗原性を持つため、喘息症状を引き起こすとの事です。 出典元:代官山パークサイドクリニック

自分でできる花粉対策・咳対策

「花粉が飛ぶ時期になったら咳がひどくなってきた・・・」 そんなときは、まず、自分でできる花粉対策・咳対策をしてみましょう。

花粉から身を守る

◆外出時、マスク・メガネ・帽子を身に着ける。 ※マスクは、内側を少し濡らすと効果的です。 ※人体のなかで、最も多くの花粉が付着する部位は髪の毛です。 そのため、帽子をかぶることで花粉の付着を大幅に防ぐことができます。 ◆外出後、すぐにシャワーを浴び、花粉を洗い流す。 ◆花粉が付きやすい布団やカーテンなどを、こまめに掃除洗濯する。

空気清浄機を使う

空気清浄機で、花粉やオービクル等の微粒子を空気清浄器で除去する。 スギ花粉に付着するオービクルの微粒子は、極めて小さいため、除去が難しいとされます。

室内に入り込むスギ花粉本体は床に落ちるので濡れタオルなどで除去しやすい。が、「空気中を漂うオービクルなどの浮遊粒子状物質(10マイクロ?以下)は空気清浄器でないと除去は難しい」(寺尾院長)という。 出典元:寺尾クリニカ

ツボを押す

これは私の体験ですが、病み上がりで咳が止まらなかったことがあり、そのとき偶然テレビで紹介されていた両鎖骨の間のあたりのツボを押していたら咳の症状が軽くなったことがあります。

喉を加湿させる

咳は痰を出そうとする身体の防衛機能なので、痰を出し切ってしまうことが効果的です。 では、痰を出しやすくするにはどうすればいいのでしょうか。 それは、喉を加湿することです。 喉を加湿するためには、こまめな水分補給、加湿器、マスク(自分の吐く息で喉が潤いやすくなります)が有効です。 なお、適切な湿度は、60~80%です。 それ以上の湿度になると、ウイルスが増加しやすくなるため注意しましょう。

大根を食べる

大根には、咳を押さえる効果があります。 大根の辛み成分「アリル化合物」には、咳止め効果、殺菌効果、炎症を鎮める効果があるので、咳が出ているときは積極的に食べるようにしましょう。

ハチミツを摂取する

ハチミツに含まれるフラボノイドに炎症を抑える効果殺菌効果があります。 特に、そば蜂蜜市販の咳止め薬よりも効果があるという研究結果が出ています。 北海道産そば蜂蜜 300g【amazon】

そば蜂蜜は普通の蜂蜜より色が濃いのが特徴です。その濃い色には抗酸化物質が多く含まれており、米国ペンシルバニア州立大学の研究では、市販の咳止め薬より、そば蜂蜜の方が効果があったという研究結果が発表されてています。 出典元:エキサイトニュース

ただし、1歳以下の乳児がハチミツをとると、ボツリヌス菌が腸管内で増殖するおそれがあるので注意が必要です。 前項の大根ハチミツで、簡単に咳止めシロップを作ることができます 1.大根をイチョウ切りにして、瓶に入れる。 2.瓶にハチミツを入れて、2~3時間待つ。 3.咳止めシロップの出来上がり! こちらの動画で、咳止めシロップの作り方が紹介されています。↓

温かいものを飲む

喉を温めることで、咳を止める効果があります。 それは、喉を暖めると甲状腺も温まるので、免疫力が向上するからです。 逆に、喉が冷えると甲状腺も冷えて、免疫力が落ちてしまいます。 そのため、ぬるめのお茶白湯を少しずつ飲むことが効果的です。

市販薬を飲む

市販の咳止め薬は、さまざまな種類があります。 そこで、市販薬を選ぶ前に、咳の種類を見極めておきましょう。 咳は、「痰が絡んだ咳」「痰が絡まない咳」に分けられます。 ◆「痰が絡んだ咳」・・・風邪に多く見られる症状です。この場合、痰を取り除く効果のあるものや、気管拡張効果のあるものを選ぶと良いでしょう。 ◆「痰が絡まない咳」・・・気管支、気道の炎症に多く見られる症状です。この場合、脳にある咳中枢(せきちゅうすう)に働きかける鎮咳薬を選ぶと良いでしょう。 しかし、市販の咳止めは一時しのぎにしかなりません。 根本的に治療しないと再発する可能性もあります。 そのため、市販薬で咳が静まったとしても、必ず病院に行くようにしましょう。

咳が止まらなくなったら

上記の対策をしても咳が止まらない人は、どうすればよいのでしょうか。

病院に行くタイミング

次のチェック項目に当てはまる場合、ぜんそく肺気腫(COPD)肺がん結核などの呼吸器系の病気などの重大な病気の可能性があるので、病院に行ってお医者さんに診てもらいましょう。

せきが2週間以上も止まらない。 夜ぐっすり眠れず目が覚めてしまう。 痰がからんで苦しい・・・、ゼーゼーする。 会話中に咳き込んでしまい、周囲の人から不安の目でみられてしまう。 仕事や日常生活に支障を来す。 出典元:上六ッ川内科クリニック

咳が止まらない場合、何科を受診すればいい?

先ほどのチェック項目に当てはまっている場合、何科を受診すればよいのでしょうか? 一般に、咳の診療科目は、次の症状に応じて判断するとよいといわれています。 ◆内科 咳のほか発熱などを伴う、風邪のような症状。 ◆耳鼻咽喉科 アレルギーが原因と思われる症状。 ◆呼吸器科 発熱がなく、咳や息苦しさのみの症状。 このページをご覧のあなたは、「花粉症で咳のみが出ている」症状だと思いますので、「耳鼻咽喉科」もしくは「呼吸器科」になると思われます。 しかし、喘息は呼吸器系の疾患ですので、耳鼻科では喘息の診察を対象外としているところもあります。 よって、咳の治療においてより専門性の高い「呼吸器科」を診療されるのが良いと思われます。

呼吸器内科を専門としていない多くの内科や耳鼻科の医師は、咳の原因となる病気に対する知識や治療経験に乏しいのです。もちろん、中には専門外の医師でも咳の治療に習熟した医師もいます。しかし、きわめてまれです。 出典元:上六ッ川内科クリニック

花粉症による咳の治療方法

花粉症によって、喘息・アレルギー性気管支炎が発症している場合、喘息のガイドラインに従って治療が行われることが多いです。 具体的には、吸入のステロイド剤、気管支拡張剤、外用の気管支拡張剤、抗ロイコトリエン薬(内服薬)、抗ヒスタミン薬(内服薬)、漢方薬、ノイロトロピン注射、プラセンタ注射などが行われます。 このうち、吸入ステロイド治療が行われることが多いようです。

吸入ステロイド薬

たとえスギ花粉喘息であっても症状は、咳、タン、喘鳴、呼吸困難と従来の喘息と変わりはなく、治療も同じで”吸入ステロイド薬”が基本だ。 出典元:寺尾クリニカ

花粉症のシーズンが経過するとともに、鼻や眼の症状だけでなく咳や気管支の違和感を感じ始めた患者さんは、気管支にもアレルギー性炎症が起きてきたと考えて下さい。この場合、花粉症の治療に通常用いる経口の抗アレルギー薬や点鼻薬・点眼薬だけでは気管支の症状はなかなか治まりません。下気道の炎症に対して喘息の治療に使う吸入ステロイド薬を併用することが必要であり、有効です。 出典元:渋谷内科・呼吸器アレルギークリニック

ステロイドというと危険なイメージがあるので、副作用を心配される方も多いと思います。 しかし、吸入ステロイドの治療では、注射や内服する場合に比べ、使用されるステロイドの量はごくわずかです。 吸入ステロイド薬は、日本で広く使用されるようになってから30年以上の歴史があり、副作用がほとんどないことが明らかになっています。

さいごに

花粉症に悩まされている人はとても多いですね。 私も、小学生の頃からずっと花粉症に悩まされています。 咳が止まらなくなってしまったとき、「ただの風邪だからそのうち治るだろう」という自己判断は非常に危険です。 そのまま放置しておくと、喘息に移行してしまうおそれがあります。 喘息になってしまうと、治療がとても大変になります。 「風邪じゃないのに咳だけ止まらない」と感じたら、迷わずに医師の診察を受けるようにしてくださいね。

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